八坂神社本殿

更新日:2019年3月7日

 八坂神社本殿は、石積みの基壇上のかめ腹に載る、桁行86センチメートル・梁間58センチメートル・総丈103センチメートルの総樫造柿葺そうかしづくりこけらぶきの建造物です。向拝ごはい部の蟇股かえるまた部分には、すばらしい竜の彫刻があり、脇障子に鶴亀の彫刻、正面扉の戸脇にも竜が彫られています。
 この社殿は、天保14年(1843年)に造営されたもので、覆屋によって保護されています。「牛頭天王宮御本社仕様帳」によると、天保10年(1839年)3月に多摩郡野口村(現在の東村山市)の宮大工五十嵐狹太夫が製作を請け負い、代金27両のうち手付金は5両で、3年の間に完成させると約束したことなどがわかります。
 八坂神社は、もともと長久寺の西側を通る鎌倉街道に沿って鎮座していましたが、明治40年(1907年)に鳩峯八幡神社境内に移されました。
【指定年月日】昭和42年9月7日
注釈:こちらの文化財所在地については、都合により記載しておりません。
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