金乗院十夜講双盤鉦及び太鼓

更新日:2015年2月20日

 十夜講は、「十夜法要」や「十夜念仏」ともいわれ、一般には「十夜」「お十夜」と呼ばれました。陰暦の10月6日から15日までの十日十夜の間、浄土宗の寺院を中心に行われた念仏法要のことです。
 金乗院に伝わる十夜講は、いつ頃から行われていたのか分かりませんが、十夜講に伴う芸能の「双盤念仏そうばんねんぶつ」に使用する双盤に安政3年(1856年)の銘があり、江戸時代には行われていたと推測できます。戦前までは、金乗院は本堂を提供するだけで直接的な関与はなく、「十夜部」という運営組織や青年団によって行われていました。
 現在、十夜講は行われていないため、平成22年3月に無形民俗文化財としての指定を解除しました。しかし、十夜講が行われていた当時の双盤鉦及び太鼓は、現在も良好に保存されているため、これらを有形民俗文化財として指定し、名称を「金乗院十夜講双盤鉦及び太鼓」と改めました。
【指定年月日】平成22年3月10日

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