国際協力機構(JICA)が発行する社会貢献債(ソーシャルボンド)への投資表明
更新日:2022年12月1日
所沢市上下水道局では企業の経営健全化に取り組むため安定的で長期的な債券を購入し運用しています。その運用の一つとして、社会貢献事業へ寄与することが可能な独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」という。)が発行する、社会貢献債(ソーシャルボンド)の特性に従う「JICA債」への投資を実施しています。
「JICA」とは、国の全額出資により、開発途上地域の経済及び社会の開発若しくは復興又は経済の安定に寄与することを通じて、国際協力の促進並びに我が国及び国際経済社会の健全な発展に資することを目的として設立された機構で、日本における政府開発援助(ODA)の一元的な実施機関です。
「ソーシャルボンド」とは、調達された資金が基礎インフラ開発や社会サービスへのアクセス改善等、社会課題への対応を目的とした分野への投融資に利用されることを前提として発行される債券です。
「JICA債」で調達された資金は、全額がJICAが実施する有償資金協力業務に充当され、途上国が実施する公共事業へ貸し付けられることによって、大規模インフラ整備事業や貧困削減、人材育成を目的としたプロジェクト等、途上国の経済・社会発展への取り組みを支援するものです。
日本政府は、2016年12月に「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」を策定し、国内の民間資本を成長市場である開発途上国のために動員するとしており、その具体的施策のひとつとしてもJICA債が位置づけられています。
所沢市上下水道局は、今後もその公共性、公益性に鑑み、持続可能な社会の形成に向けた社会責任を果たして参ります。