国際都市間協力(IUC)プログラム

更新日:2022年11月25日

国際都市間協力(IUC)プログラムとは?

 国際都市間協力(IUC)は、持続可能な都市開発を進めようという欧州
連合(EU)の長期戦略の一部です。EUの都市と世界各国の都市がペアを
組み、共通の課題解決に向けた実行計画を作成する作業を通して、互いの
好事例を学び合ったり、対応を共有することを目指しています。
 所沢市のペアには2018年5月、ブラチスラバ市(スロバキア共和国首都)
が選定されました。

連携テーマ                                                                                                         

  • 気候変動適応策
  • 都市おける自然に根差した課題解決策及びスマートエコシティづくり

日本の参加都市と連携内容

2017年選定
  都市       連携都市          連携テーマ
青森県弘前市 ドノスティア・サンセバスティアン市(スペイン) 建築物と地区の再生
奈良県生駒市 アンコナ市(イタリア)

クリーンエネルギーと健康都市、包括的な経済
発展

福島県郡山市 エッセン市(ドイツ) クリーンテクノロジーと再生可能エネルギー
神奈川県横浜市 フランクフルト市(ドイツ) スマートシティ
愛知県一宮市 イオアニナ市(ギリシャ) 持続可能なモビリティと交通
2018年選定
  都市       連携都市          連携テーマ

神奈川県鎌倉市

ウメオ市(スウェーデン)

スマートシティ、社会的包摂、持続可能な
開発目標(SDGs)の統合

愛知県豊田市

グルノーブル・アルプス都市圏
(フランス)

スマートシティ
埼玉県所沢市 ブラチスラバ市(スロバキア)

気候変動適応策
都市における自然に根差した課題解決策及び
スマートエコシティづくり

2019年選定
  都市       連携都市          連携テーマ
兵庫県神戸市 マルセイユ市(フランス) 持続可能な経済発展と湾岸再生

長野県長野市
  小布施町

トゥルク市(フィンランド)

水、食料、エネルギーの結び付きによる都市と
農村の循環経済の統合


ブラチスラバ市はこんな街です

オーストリアとハンガリーの国境付近に位置するドナウ川沿岸の都市です。
ウィーンから車で約2時間。16世紀から18世紀までハンガリー王国の首都
として栄え、マリア・テレジアがハンガリー女王であった18世紀は、特に
華かな時代でした。旧市街には当時の古い建物や名所が残っており、散策
しながらその歴史を感じることができます。

  • 面積 367.6平方キロメートル(所沢市の約5倍)
  • 人口 約43万人
  • 通貨 ユーロ
  • 交通 トラム(路面電車)、バス、トローリーバス
  • 日本との時差 マイナス7時間 
  • 特産品 はちみつ、クリスタルなど

ブラチスラバ市の風景、4枚の写真
             中世の街並みが今も残るブラチスラバ市(旧市街地周辺)

これまでの取り組み

平成30年10月10日から12日

ブリュッセルで開催された第2回City-to-Cityイベント、第3回欧州連合・日本都市間交流会議に参加しました。

第2回シティトゥーシティイベントの写真
世界各国の都市から約300名が参加し、気候変動が及ぼす食糧、水資源、生態系、危機管理など幅広い分野で事例発表とディスカッションが行われた第2回City-to-Cityイベント

第3回欧州連合日本都市間交流会議の様子
欧州・日本の連携都市が状況を報告(第3回交流会議)

平成30年10月15日から17日

所沢市の担当者がブラチスラバ市を訪問し、みどりの活性化事業、未使用の土地・建物再開発事業、
大雨・洪水対策の取り組みなどを視察しました。

令和1年5月17日

駐日欧州連合代表部(港区)で開催された第4回欧州連合・日本都市間交流会議に参加しました。

令和1年5月20日から22日

ブラチスラバ市から担当職員4名が所沢市を訪問し、洪水対策、再生可能エネルギー施設、
みどりの創出と管理、市有地の跡地有効活用に関連する施設などを視察しました。

会議の様子
        相互訪問を通じて連携テーマについての情報共有と意見交換をおこなう

令和1年11月19日から21日

ブリュッセルで開催された第3回City-to-Cityイベント、第5回欧州連合・日本都市間交流会議に参加しました。
会議にはEU、アジア、アフリカ、南米諸国から約200名が参加し、所沢市とブラチスラバ市は、これまでの相互
訪問や意見交換に基づき、3つの分野においてその集大成ともいえる実行計画をまとめ、発表しました。

 【実行計画の概要】  

  1. 気候変動適応策
  2. まちなかみどりの創出
  3. スマートエコシティ化の推進

上記の3つの柱をもとに、気候変動に適応できる強靭性
をもったまちづくり、まちなかみどりの創出により気候
変動に強くみどり豊かなまちづくり、低炭素社会の実現
に向けた持続可能なまちづくりに向けて取組みを進めて
いきます。

令和2年度の交流

コロナ禍の影響により、対面式による国際交流・国際会議の実施が難しい状況となってしまいましが、Web会議を活用して、お互いの施策の進捗状況等を学びあいました。
10回を超えるWeb会議での協議を経て、U-CAP(Urban-Cooperation Action Plan 都市間協力行動計画)を策定しました。気候変動の影響を極力抑え、持続可能な都市開発を実現するために、グリーンインフラの保全・適正な管理などを中心として、今後注力する事業をまとめたものです。

また、令和3年11月10日に開催されたWeb会議の分科会(地域でのエネルギー転換の実現・促進)において、ブラチスラバ市と共同で気候変動適応策の視点から、グリーンインフラの重要性等についてプレゼンテーションを行いました。

【関連事項(内部リンク)】

お問い合わせ

所沢市 環境クリーン部 マチごとエコタウン推進課
住所:〒359-8501 所沢市並木一丁目1番地の1 高層棟5階
電話:04-2998-9133
FAX:04-2998-9394

[email protected]

本文ここまで