第2回所沢市認知症の理解を深める講演会を開催しました

令和6年9月28日（土曜）午前10時から11時30分

新所沢まちづくりセンター　ホール

埼玉県オレンジ大使　菊地大輔氏
埼玉県オレンジ大使　渡邊雅徳氏
認知症所沢家族の会代表 ／ 公社）認知症の人と家族の会埼玉県支部副代表　森本剛氏
注釈　埼玉県オレンジ大使（希望大使）とは、地域で暮らす認知症の人と共に普及啓発を進める体制を整備し、発信の機会を拡大することを目的として、埼玉県が任命している認知症当事者の方々です。認知症サポーター養成講座の講師であるキャラバン・メイトへの協力、認知症の普及啓発活動への参加・協力等にも取り組んでいます。

タイトル「私たちにできること考えてみよう～誰もが暮らしやすいまちづくりとは～」
認知症の人の暮らしやすさを考えることは、誰にとっても暮らしやすいまちづくりにつながります。今回は認知症当事者である『埼玉県オレンジ大使』をお迎えして、座談会を行いました。

110名の方にご参加いただきました（関係者含む）。
オレンジ大使のお二方と森本氏の掛け合いは、ユーモアにあふれ和やかな雰囲気の座談会となりました。
そんな中でも、認知症と診断された当時の率直な思いなどをお話しいただくときには、皆様真剣な表情で聞き入っていらっしゃいました。

参加者の方々からは、
「実際にあったこと、診断された時の家族や自分の心情などリアルにお聞きできたのと、普段の生活での気配りが大切だと思った。」
というような、認知症に対して今までよりも身近に、自分事として捉えているコメントを多くいただきました。
受講後アンケートにご協力いただいた92名全員が、講演会の内容について「大変良かった」「良かった」と回答され、好評を博しました。
認知症の話題の中では、「認知症の○○さんではなく、○○さんが認知症になっただけ」というお話しを聞くことがあります。
講演会を通して、「病気」にスポットを当てるより、「その人」の尊厳を大切にするという意識が根付いていくことに期待します。