荒幡の富士（あらはたのふじ）

　所沢市（ところざわし）の南部（なんぶ）、荒幡小学校（あらはたしょうがっこう）の近くに、荒幡（あらはた）の富士（ふじ）という高さ10メートルほどの小さな山があります。これはおよそ100年前に、このあたりに住む人々（ひとびと）が少しずつ土を運んで作った小さな富士山（ふじさん）です。
　荒幡の富士には、北がわに登山道（とざんどう）があって、頂上（ちょうじょう）までのあるジグザク道のまがり角には、「一合目（いちごうめ）」「二合目（にごうめ）」とほられた石が富士山のように立てられています。