三富開拓(さんとみかいたく)と多聞院毘沙門堂(たもんいんびしゃもんどう)

更新日:2019年10月16日

 多聞院たもんいんは、所沢市ところざわし北東ほくとう中富なかとみにあるお寺です。
 今からおよそ300年前、川越藩かわごえはんをおさめていた柳沢吉保やなぎさわよしやすは、広い原野げんやかいたくして、新たに、上富かみとめ現在げんざい入間郡三芳町いるまぐんみよしまち)、中富なかとみ下富しもとみという3つの村ができました。これを三富さんとみ(さんとめともよびます)開たくとよんでいます。
 三富開たくは、農民のうみんあたえられた土地が、1けんごとに細長ほそながいたんざくの形に区切られていることに特ちょうがあります。開たくによってつくらてた地割じわりは、中富小学校なかとみしょうがっこう屋上おくじょうから見るととてもよくわかります。
 また、柳沢吉保は開たくをした人々ひとびとの心のよりどころとして、多福寺たふくじというお寺と、毘沙門社びしゃもんしゃという神社を建てました。中富にある多聞院たもんいん毘沙門堂びしゃもんどうがこの毘沙門社にあたり、所沢市の文化財ぶんかざいに指定されています。

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