令和2年8月号 仁科 美咲さん(所沢ブランド特産品第3回検討会議審査委員/フリーアナウンサー)

更新日:2020年7月27日

プロフィール

仁科にしな 美咲みさきさん

(所沢在勤)

J:COMの情報番組「イイとこTV」のリポーターとして
市民に親しまれている。
所沢ブランド特産品第3回検討会議審査委員に就任した。
プライベートでは、47都道府県のグルメ旅に挑戦中。
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すべての出会いに意味がある。所沢のおいしい魅力を知り尽くした審査委員

「なんて大きな瞳」。
仁科美咲にしなみさきさんに抱いた第一印象だ。
次の瞬間、花が咲いたように柔らかい笑顔を見せた。
7年もの間、J:COMの情報番組「イイとこTV」で所沢を取材してきた「所沢通」の仁科さん。
実は函館出身である彼女は
「外から来たからこそ、地元の方が気付かないような所沢の魅力を伝えたいです」
と、まっすぐな瞳で語る。
小柄で可愛らしい見た目とはギャップのある、
その食べっぷりに魅了されたファンも多いことだろう。
自他ともに認める「食べることが大好き」な仁科さんが今回務めるのが、所沢ブランド特産品の審査委員。
「贈りたい、持ち帰りたいと思える商品を選びたい」と意気込んだ後、
はにかんで「食品関係の試食も楽しみです」と加えた。

インタビュー中もユーモア溢れる受け答えで、
明るい人柄が印象的な仁科さん。
その原点は学生時代にさかのぼる。
三姉妹の次女、人を笑わせるのが好きな子どもだった。
読書家の母のもと本に囲まれて育ち、国語の時間の音読が楽しみだったという。
高校の授業で音読の声を見込まれ、現代文の先生が顧問をしていた放送部に入部。
この選択が仁科さんの人生を変えた。
入部後すぐのコンクールで、強豪を破り見事
アナウンス部門で北海道1位に。
初めて経験した「1番」が仁科さんを「声」の世界に呼び込んだ。

話す仕事がしたいと心に決め、選んだのはフリーアナウンサーの道。
今ではテレビのリポーターから司会、ラジオパーソナリティ、
話し方講座の講師など、その活動は多岐にわたる。
幅広い活動ゆえに、大事にしている言葉がある。
一期一会いちごいちえ」だ。
「仕事柄、その場限りの出会いも多い。だからこそ1回1回を大切にしたい」
とその真意を語った。

「所沢は第二のふるさと、所沢の人は家族のような存在。所沢に来ると『帰ってきた』感覚になります。
街中で『美咲ちゃん!』と声を掛けてくれるフレンドリーな所沢の皆さんにとって、
いつまでも、近所のお姉さんのような親しみやすいアナウンサーでありたい。
これからも所沢と一緒に成長していきたいです」。
その謙虚さと所沢愛に仁科さんの魅力を感じた。

まだまだ精力的に活動を拡大していくであろう仁科さん。今後も「所沢のお姉さん」の活躍を期待してやまない。ぜひ所沢を挙げて応援していきたい。
(取材:齋藤)

Web版こぼれ話

初仕事の思い出

「多様な仕事が自分を育ててくれた」
と、過去の苦労も笑顔で話してくれた。
初めての仕事は高校野球の番組。
猛勉強して臨んだが、当日、
「負けて涙に暮れている球児たちに、なんて言葉をかけたら良いのかわかりませんでした」。
アナウンサーが伝えるのは楽しいニュースだけではない、という現実を突きつけられた瞬間だった。
その後、さまざまな現場を経て、急なアドリブにも対応できるように成長。
今では話し方講座の講師を務めるほど。
「『きれいな話し方』と『伝わる話し方は』違うんです」
と仁科さんは言う。
対面でのインタビュー、声だけで伝えるラジオ、画面で味を伝えるテレビ番組など、
フリーアナウンサーだからできた経験かもしれない。
また、この初仕事のタイミングで、高校以来会うことが叶わなかった
恩師との再会を果たしたとか。
仁科さんの活躍に大変喜んでくれたそう。
人との出会い、仕事との出会い、全てを大切にしつつ、
これからも「近所のお姉さん」でいてくれる、
それが仁科美咲さんであった。

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